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売上高は74・8%増の245億4604万円 ホープ


週刊経済2022年3月15日発行

経常損失70億2639万円

自治体向けサービスの㈱ホープ(福岡市中央区薬院1丁目、時津孝康社長)の22年6月期中間連結決算は、売上高が前年同期比74・8%増の245億4604万円、経常損失は70億2639万円の増収減益で赤字となった。
セグメント別では広告事業において、自治体のさまざまな媒体広告枠を民間企業に販売するSRサービスなどの収益性改善を目指した事業規模適性化を図り、売上高は前年同期比6・5%減の6億1516万円、セグメント利益は約2・3倍の5383万円。エネルギー事業においては21年10月以降の日本卸電力取引所での電力取引価格の高騰の影響で、債務超過額は80億円超となっている。売上高は前年同期比78・6%増の237億8579万円、セグメント損失は68億4358万円。電力小売は子会社の㈱ホープエナジーで事業を行い、電源調達のリスクを増大させないために応札停止の継続など、今後の電力供給量を減少させていく方針。ジチタイワークス事業においては、自治体職員向け冊子2冊を発行、自治体向けにSMSを活用した新型コロナウイルス感染症対策業務支援サービスの提供を開始し、売上高は約2倍の1億4380万円、セグメント利益は約4倍の3634万円となった。
通期の売上高は同0・7%増の348億5千万円(経常利益見込みは非公表)を見込んでいる。