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売上高は7・8%増の269億1156万円 ウチヤマHD3月期連結決算


週刊経済2023年5月23日発行号

今期は増収黒字化を予想

介護事業やカラオケ、飲食事業を展開する㈱ウチヤマホールディングス(北九州市小倉北区熊本2丁目、山本武博社長)の2023年3月期連結決算は、売上高が前期比7・8%増の269億1156万円、経常損失が1億3925万円(前期は1億6999万円の赤字)で赤字幅が縮小した。
介護付き有料老人ホーム3カ所、障がい児通所支援事業放課後等デイサービス4事業所を新規開設し、期中の売上高が4・4%増の214億5882万円と過去最高の事業業績だった介護事業に加え、集客が回復傾向にあるカラオケ事業が53・6%増の42億5600万円、飲食事業も89・7%増の4億9907万円と伸長した結果、2期連続の増収となった。
一方、利益面は集客が回復基調のカラオケ・飲食事業で、赤字店舗4店の退店、1店舗を業態変更するなど経営の効率化を図った結果、赤字幅が縮小した。
そのほか、賃貸用不動産への投資や、優良な介護施設を収益不動産として2カ所取得するなど新しい取り組みを進める不動産事業は、前期に大型不動産物件を売却した反動で売上高が56・3%減の5億2727万円、セグメント利益が48・6%減の1億4631万円。有料職業紹介事業などそのほかの事業は売上高が2・8%増の1億7037万円、セグメント損失は9757万円だった。
24年3月期連結予想は、売上高が11・8%増の300億7924万円、経常利益が11億345万円の増収黒字化を見込む。