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売上高は7・6%増の1211億5700万円 西部ガスホールディングス中間決算
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週刊経済2023年11月7日発行号
上期では2年連続で過去最高
西部ガスホールディングス㈱(福岡市博多区千代1丁目、道永幸典社長)の2023年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比7・6%増の1211億5700万円と上半期としては2年連続で過去最高となり、経常利益も約2・5倍の32億1300万円の増収増益だった。
売上高をセグメント別に見ると中核のガス事業(15・2%増)では、家庭用ガス販売量(2・9%減)が気温影響や消費活動の変化などから減少したものの、業務用ガス販売量(4・0%増)が大口顧客の獲得や既存顧客の稼働増により堅調だった。さらに原料費調整によるガス料金単価の上方調整の影響もあり売上高は大きく伸びた。LPG事業(13・4%減)は販売単価の下落などから減収だった。電力・その他エネルギー事業(4・8%増)は小売電気事業の販売単価の上昇などから増収に。不動産事業(2・7%減)、その他の事業(1・6%減)は減収だった。
一方、利益面では営業利益(約6・5倍)、経常利益(約2・5倍)は増えたものの、前期にハウステンボス株式の売却益(84億6000万円)を特別利益に計上したことの反動減などから親会社に帰属する四半期純利益は69・2%減の22億1600万円となった。
通期では売上高が2700億円(1・4%増)、経常利益が100億円(15・0%減)の増収減益を見込んでいる。