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売上高は7・5%増の213億円で増収減益 リックス中間決算
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鉄鋼、自動車業界向けは売上増維持
福岡市博多区山王1丁目の機械商社・リックス㈱(安井卓社長)の9月中間連結決算は、売上高が前期比7・5%増の213億3500万円、経常利益が同0・7%減の12億9800万円の増収減益となった。
営業利益は3・8%増の12億3800万円、純利益は2・7%減の8億4400万円となった。鉄鋼業界向けの売上高は、同11・4%増の70億3600万円。鋼管試験材採取自動化設備や高炉工程設備工事、厚板工程向け圧延ロール、パイプ用刃物の受注が好調で売上増に貢献。自動車業界向けの売上高は同8%増の54億8100万円。自動車メーカー向けでクーラント供給装置を受注、自動車部品メーカー向けで洗浄装置や乾燥機、部品加工の引き合いが強かったほか、工作機械業界向けの自社環境製品やポンプ類が好調で売上増に寄与した。
一方、電子・半導体業界向けの売上高は同3・9%減の19億7000万円。自社微粒化装置や接合設備、メンテナンスサービスの引き合いが強かったほか、シール類の販売が伸長したが、自社継手製品やフィルターなど消耗品の受注が落ち込み、前年同期の実績を下回った。
また、ゴム・タイヤ業界向けの売上高は海外タイヤメーカー向けにショットブラスト装置を受注するなどしたが、断熱板やポンプ類、タイヤ加硫機用バルブの受注が大幅に落ち込み、同6%減の14億2300万円。高機能材業界向けの売上高は同65・5%増の12憶5700万円。化学メーカー向けに変電所水処理設備やプラントエンジニアリング向けに破砕設備を受注したほか、ポンプ類や逆浸透膜の販売が伸長し、前年同期を上回った。環境業界向けは発電所向けの集塵機を受注したほか、ジャバラやポンプ類などの販売が伸長したが、大型案件に乏しく、売上高は同29・6%減の6憶8200万円となった。紙パルプ業界向けの売上高は同48・7%増の5憶5300万円。製紙会社向けに調薬設備や洗浄装置を受注したほか、ポンプ類やシール類の販売が持ち直して売上増に寄与した。
通期では、売上高が同1・6%増の428億円、経常利益が5・5%減の28億5000万円を見込んでいる。
2019年11月19日発行