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売上高は7・2%増の339億9900万円 大英産業


週刊経済2022年12月6日発行

新築マンション、買取再販、戸建て賃貸好調

地場マンションデベロッパー大手の大英産業㈱(北九州市八幡西区下上津役4丁目、一ノ瀬謙二社長)の2022年9月期連結決算は、売上高が前期比7・2%増の339億9900万円、経常利益が同23・2%増の9億6500万円で増収増益となった。
コロナ禍や住宅資材の高騰で、新築分譲住宅の販売が期首予想より鈍化したものの、マンション事業が完成在庫の順調な販売のほか、新規分譲も3~4LDKタイプの「サンパークシリーズ」はじめ、1~2LDK中心のコンパクトマンションシリーズや最高層マンションなどの新コンセプトの商品企画を行い、契約3カ月間の平均販売率が29%と好調に推移。また中古不動産の買取再販や投資用の戸建て賃貸も大きく伸ばし2期連続の増収となった。
利益面では増収基調に加え、協賛するイベントなどの活動自粛、さらにウェブ上で商品ラインナップの確認や物件が検索できる「大英CODATEバーチャルタウン」を開設し、無人の集客手段に力を入れたことが広告宣伝費の削減にもつながったことで、営業利益は25・7%増の11億4900万円、純利益は35・8%増の6億9800万円とともに増益となった。
今期は売上高が6・1%増の360億8400万円、経常利益が7・8%増の10億4千万円の増収増益を見込んでいる。