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売上高は7・2%増の288億4290万円 ウチヤマHD3月期


週刊経済2024年5月29日発行号

今期は300億円台へ

介護事業やカラオケ、飲食事業を展開する㈱ウチヤマホールディングス(北九州市小倉北区熊本2丁目、山本武博社長)の2024年3月期連結決算は、売上高が前期比7・2%増の288億4290万円、経常利益が11億8938万円(前期は1億3925万円の赤字)の増収、黒字化だった。
2事業所を新規開設し、期中の売上高が6・4%増の228億3014万円と過去最高の事業業績を更新した介護事業に加え、新型コロナ5類移行に伴う行動制限の緩和で集客が回復基調にあるカラオケ事業が16・1%増の49億4014万円、飲食事業も31・9%増の6億5846万円と伸長した結果、3期連続の増収になった。
一方、利益面は、介護施設の入居料改定で営業利益が上振れしたことや、飲食事業の赤字解消などが、4期ぶりの黒字転換につながった。
そのほか、不動産事業は仲介、および管理事業が順調に推移したものの、前期に大型の販売用不動産を売却した反動で売上高が33・6%減の3億5027万円、セグメント利益が12・1%減の1億2862万円。有料職業紹介事業などその他事業は、前年度まで運営していたホテル事業の撤退で減収したものの、赤字解消による収益の改善で売上高が62・5%減の6388万円、セグメント利益は3808万円(前期は9757万円の赤字)だった。
25年3月期連結予想は、売上高が前期比4・4%増の301億1623万円、経常利益は物価高騰対策支援金などの受給があった24年3月期の反動で、2・4%減の11億6137万円、営業利益が92・5%増の11億3416万円を見込んでいる。