売上高は６・９％増の２９億４４００万円　きょくとう中間期

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週刊経済2023年10月17日発行号

経常利益は６５・２％増

クリーニング業の㈱きょくとう（福岡市博多区金の隈１丁目、牧平年廣会長兼社長）の２０２４年２月期中間決算は、売上高が前年同期比６・９％増の２９億４４００万円、経常利益は６５・２％増の３億７２００万円で増収増益だった。
売り上げ面では、新規出店や店舗リニューアルを含めた設備投資、春の衣替えシーズンに合わせた販促活動が寄与し増収となった。利益面では、原材料費やエネルギーコストが上昇したものの、継続的に実施している工場と店舗の統廃合による事業効率化などで固定費が削減されたことで増益となった。営業利益は８０・８％増の３億３３００万円、上半期純利益は６１・４％増の２億２９００万円だった。
通期予想に変更はなく、売上高は６・６％増の５０億円、経常利益は１億５千万円（前期は経常損失９３００万円）、営業利益は５千万円、当期純利益は１億円の黒字転換を見込んでいる。なお、クリーニング業界は春の衣替えの時期に重衣料が洗濯物として出されるため、春場に最需要期を迎えることから、同社売上高は第１四半期に偏る傾向がある。