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売上高は6・6%増の86億200万円 シダー中間期
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週刊経済2023年11月21日発行号
販管費削減で経常は2期ぶりに黒字化
全国にデイサービスセンター、介護付有料老人ホームなどを展開する㈱シダー(北九州市小倉北区足立2丁目、座小田孝安社長)の2024年3月期中間連結決算は、売上高が前年同期比6・6%増の86億200万円で増収、経常利益が3億3700万円(前年同期は経常損失1億900万円)だった。
サービスの質向上によるデイサービスの施設稼働率向上と、新規入居者獲得による有料老人ホームの入居率向上に努めた結果増収。新型コロナウイルス感染症の流行で利用控えがあったデイサービスの利用再開も寄与した。利益面では、介護職員に係る人件費増で売上原価が増加したが、販売費および一般管理費において人件費や消耗品費の削減で2期ぶりに黒字化した。営業利益は4億2600万円(前年同期は営業損失5300万円)、上半期純利益は2億2600万円(前年同期は上半期純損失1億2200万円)。
通期予想に変更はなく、売上高が前期比5・4%増の173億2300万円、営業利益が同5・6倍の7億5800万円、経常利益が21倍の5億800万円、当期純利益が3億600万円(前期は当期純損失2億7600万円)で増収黒字を見込んでいる。