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売上高は6・4%減の107億3500万円 昭和鉄工3月期


週刊経済2022年6月7日発行

今期は増収黒字化見込む

熱源・空調機器などを製造する昭和鉄工㈱(糟屋郡宇美町、日野宏昭社長)の2022年3月期連結決算は、売上高が前期比6・4%減の107億3500万円、経常損失が1億5400万円(前期は1億7300万円の黒字)で減収、赤字化した。
取替工事や保守契約が好調だったサービスエンジニアリング事業で部門売上高が前期比5・6%と伸長したものの、主力事業の機器装置事業で半導体関連部品の調達遅延や顧客の工事延期が影響し、部門売上高が前期比7・7%減ったため、減収。利益面では、機器装置事業や素形材加工事業で原材料価格の高騰を売価に反映できず赤字になった。当期純損失は9900万円(前期は2億800万円の黒字)。受注高は16・5%増の118億9000万円。
23年3月期は、前期の地道な取組み成果として積み上げた受注高に加え、営業・製造・サービス活動のさらなる生産性改善による収益基盤の確立と構造改革を進め、売上高が前期比14・6%増の123億円、経常利益が3億4千万円の増収黒字化を見込んでいる。