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売上高は6・2%増の20億4000万円 テジマ


経常利益は3倍の4200万円

貨物自動車運送業のテジマ㈱(福岡市東区多の津1丁目、手嶋宏彰社長)の2019年4月期決算は売上高が前期比6・2%増の20億4000万円、経常利益が3・2倍の4200万円と増収増益だった。
運送料金の値上げや青果物輸送の案件増加がプラス要因となり約10年ぶりに20億円を突破した。利益面でも運賃改定が奏功し営業利益は1・9倍の5900万円となった。創業時は出版物輸送に特化していたが、直近5年間は食品輸送の全体売上高に占める割合が毎年2%ずつ伸長し前期は食品輸送と出版物輸送の売り上げ比率は50%ずつの割合だった。今期売上高はほぼ横ばいの20億1000万円を見込んでいる。手嶋社長は「伸びている食品輸送の中でもここ10年で高齢者向け流動食やプロテインの輸送が増えている」と話し、10年後には食品輸送の割合を7割に引き上げる方針。
同社は1950年12月設立。資本金1000万円。従業員数は280人。冷蔵、冷凍、常温倉庫を本社に備え、乳製品や粉ミルクなどの食品保管配送を手掛ける。トラックを150台所有し、本社営業所含め九州に10拠点を持つ。手嶋社長は福岡市早良区出身。1975年11月2日生まれの43歳。早稲田大学政治経済学部卒。趣味はバイク。

2019年7月9日発行