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売上高は5%増の18億3500万円 メディアファイブ5月期


週刊経済2024年7月24日発行号

 システム開発案件が2倍に

ソフトウエア開発のメディアファイブ㈱(福岡市中央区薬院1丁目、河野活社長)の2024年5月期連結決算は、売上高が前期比5%増の18億3500万円、経常利益が65・1%減の500万円で増収減益だった。
企業のIT投資意欲は依然として高く、主要事業のSES(システムエンジニアリングサービス)事業では、IT人材の育成と取引先への契約単価交渉や戦略的な配置を実施したが同事業売上高は3・5%減の14億7930万円、利益は10・8%減の3億1143万円に着地。一方でソリューション事業は安定的なシステム開発案件を受注し、売上高は2・2倍の2億5173万円、利益は8・2倍の8579万円だった。情報サービス業界では慢性的なIT人材不足が続いているとしたうえで、同社は業績向上に必要なITエンジニアの採用確保のため、今年3月に東京支店を銀座から秋葉原に移転し、同所にプログラミングスクールを開校したほか処遇改善などの施策を実施した。
引き続き高度IT人材獲得への投資は続けるものの予想以上に厳しい状況が続くとしており今期売上高は前期比1・6%増の18億6500万円、経常利益が10・6%減の500万円で増収減益を見込んでいる。