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売上高は5・8%増の615億円 ヤマシタヘルスケアHD


週刊経済2024年7月31日発行号

㈱鹿児島オルソ・メディカルの子会社化などで増収

医療用機器、消耗品卸業のヤマシタヘルスケアホールディングス㈱(福岡市博多区下川端町、山下尚登社長)の2024年5月期連結決算は、売上高が前期比5・8%増の615億5500万円、経常利益が同15・4%減の10億2000万円で増収減益だった。
整形外科専門の医療機器卸売事業を展開する㈱鹿児島オルソ・メディカルを連結子会社化したことや、中核事業の医療機器販売業で検査用機器などの設備投資需要が増加したほか、検査・手術件数の回復による診療材料などの医療機器消耗品の売り上げ増やコスト上昇に伴う販売価格転嫁などが功奏し増収となった。利益面は、新物流センター開設に伴う減損損失を計上したことや人件費、設備投資などの販管費の増加により減益。純利益に関しては、前期発生した特別損失の反動で前期比約2・6倍の5億8000万円となった。
今期は、売上高が同9・4%増の673億1900万円、経常利益が同19・5%減の8億2100万円、営業利益が同20・2%減の7億7100万円、純利益が同12・2%減の5億900万円を見込んでいる。