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売上高は5・2%増の357億5900万円 大英産業


週刊経済2023年11月21日発行号

中古物件の買取再販、土地分譲伸び

地場マンションデベロッパー大手の大英産業㈱(北九州市八幡西区下上津役4丁目、一ノ瀬謙二社長)の2023年9月期連結決算は、売上高が前期比5・2%増の357億5900万円、経常利益が同16・2%減の8億800万円で増収減益となった。
マンションの竣工物件戸数が減少したものの、新築戸建て、中古物件の買取再販、土地分譲において、単価上昇や販売件数の増加が寄与し、売上高は過去最高を更新。しかしマンションや戸建ての販売委託割合が増加したことや、マンションの大型物件の分譲開始に伴うモデルルームやパンフレット費用が嵩んだことに加え、事業譲受した2社の賃金引上げなどで販管費が大幅に増加したことから、営業利益は11・1%減の10億2100万円、純利益は24・3%減の5億2800万円とともに減益となった。
今期は売上高が385億5500万円(8・2%減)、経常利益が8億1200万円(0・5%増の)の増収増益を見込んでいる。