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売上高は5・1%減の21億6500万円 ピー・ビーシステムズ


週刊経済2021年11月23日発行

経常利益は5・3%増

企業向け基幹システムクラウド化など展開する㈱ピー・ビーシステムズ(福岡市博多区東比恵3丁目、冨田和久社長)の2021年9月期決算は、売上高が前年同期比5・1%減の21億6500万円、経常利益が5・3%増の2億3千万円で減収増益だった。
主力のセキュアクラウドシステム事業では関東圏での販売が拡大したが、半導体供給不足によるハードウェア納期の長期化や九州近郊の主要顧客の設備投資先送りの影響を受け、売上高が4・0%減となった。利益面ではレジリエンス(障害復旧力)ソリューションの販売が好調に推移するなどして、セグメント別の営業利益は0・6%増の4億6681万円で過去最高だった。一方、VRシアターを製造販売するエモーショナルシステム事業はコロナ禍での商談先送りなどがあり主力製品「4DOH」の受注に至らなかったことから売上高は66・5%減の1340万円となった。
今後はランサムウェアやシステム障害に対応したレジリエンスソリューションの拡販に取り組むなど、セキュアクラウドシステム事業を強化していく。今期は売上高が15・5%増の25億円、経常利益が9・2%増の2億5200万円を見込んでいる。
同社は1997年設立。資本金2億4689万円。従業員数49人。