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売上高は5・1%増の646億5800万円で増収増益  ヤマシタヘルスケアHD


画像診断機器や超音波診断装置など好調

医療用機器・消耗品卸業のヤマシタヘルスケアホールディングス㈱(福岡市中央区渡辺通3丁目、山下尚登社長)の2020年5月期連結決算は、売上高が前期比5・1%増の646億5800万円、経常利益が4・1%増の同6億4200万円で増収増益だった。
MRIなどの画像診断機器や超音波診断装置などの医療機器、医療機器消耗品が好調で増収、売り上げ増に伴い増益となった。事業別売上高は医療機器販売が5・2%増の642億6900万円、整形外科用インプラント関連部門・医療機器製造販売が12・9%減の3億2600万円、医療モール事業は3・2%減の7100万円だった。今期は、コロナ禍による営業体制への影響の懸念と、昨年10月の消費増税時の駆け込み需要の反動減などを予測し、売上高は2・4%減の631億800万円、経常利益は10%減の5億7800万円を見込んでいる。同社では「コロナ禍で商談の遅延や、顧客の購入計画の見直しなどで第4四半期の売り上げが減少した。今後はさらにグループ一丸となり、感染症対策に取り組む医療機関をしっかりと支援するため、安定供給体制を確保していく」と話している。

2020年7月28日発行