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売上高は47・6%増の131億8200万円 イフジ産業中間期


週刊経済2023年11月21日発行号

経常利益は5年連続過去最高

業務用液卵メーカーのイフジ産業㈱(糟屋郡粕屋町戸原東2丁目、藤井宗徳社長)の2024年3月期中間連結決算は、売上高が前年比47・6%増の131億8200万円、経常利益は同81%増の12億4800万円となった。中間期の経常利益は5期連続で過去最高を更新した。
営業利益は82・6%増の12億2千万円、純利益は2・15倍の10億2700万円でいずれも中間期において過去最高だった。液卵事業と加工品関連事業からなる主力の液卵関連事業の売上高は同49・6%増の125億8300万円。極度の鶏卵不足販売数量や新規拡販を制限したほか、取引先の食品メーカーが鶏卵使用製品の出荷を制限したことなどにより販売数量は前年同期比7・8%減だったが、販売価格の改定を進めた結果、液卵売上高は同54・4%増の119億5600万円となった。加工品売上高はゆで卵や茶わん蒸しベースなどの販売価格の改定や卵白プロテインの販売増により同32・6%増の4億5800万円となった。同事業のセグメント利益は、販売価格の改定に加え、工場の生産効率の向上や歩留まりの向上などに努め、同86・8%増の11億8千万円となった。調味料関連事業では、販売価格の改定やグループ内での卵白プロテインの委託加工などの販売増加、健康食品などの付加価値商品向け販売が増加し、売上高は同19・7%増の7億700万円、セグメント利益は同10・8%増の3千万円となった。
通期は期首予想通り、売上高は同19%増の248億6500万円、経常利益は同14・2%増の18億4400万円、営業利益は同14・2%の17億9800万円。