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売上高は43・2%減の165億3900万円 力の源ホールディングス3月期


週刊経済2021年6月8日発行

今期は黒字転換見込み

ラーメン店「博多一風堂」経営、飲食関連コンサルティングなどの㈱力の源ホールディングス(福岡市中央区大名1丁目、河原成美社長)の2021年3月期連結決算は、売上高が前年同期比43・2%減の165億3900万円、経常損益が10億1千万円の赤字となった。
新型コロナウイルス感染症対策における外出・営業自粛要請に伴う外食需要の激減が影響。国内店舗は主力のラーメン店「一風堂」ブランド6店と「RAMEN EXPRESS」ブランド3店、その他ブランドで7店をオープンしたが、24店を閉店したため、店舗数は前期比8店減の148店となった。海外店舗は「IPPUDO」ブランドを中心にシンガポール2店、中国2店、マレーシア2店、タイ1店、インドネシア1店、ニュージーランド1店の合計9店を新規展開。一方で8店を閉店したことから海外店舗数は前期比1店増の131店となった。国内商品販売事業においては「おうちでIPPUDOシリーズ」の商品拡販と生産性向上に取り組み、例年閑散期となる1月から3月の固定費の削減や運営体制見直しによる収益性の改善に努めたことで、セグメント利益は前期比約2・4倍の2億4500万円となった。
今期は売上高が21・7%増の201億3千万円、経常利益は5億900万円の黒字転換を見込む。