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売上高は4%減の453億5000万円 高田工業所


化学プラント、電力分野減で減収減益

プラント建設の㈱高田工業所(北九州市八幡西区築地町、髙田寿一郎社長)の3月期連結決算は、売上高が前期比4・1%減の453億5000万円、経常利益は同29・0%減の12億2900万円の減収減益だった。
売上面では、製鉄プラント、石油・天然ガスプラント、エレクトロニクス関連設備の建設工事が増加したものの、化学プラント、電力設備分野などが減少して減収となった。利益も減収によって減少、営業利益は29・3%減の12億2600万円、当期純利益は14・9%減の5億9400万円となった。
工事種別の完工高は、製鉄プラントが11・9%増の106億6800万円、
エレクトロニクス関連設備が36・1%増の32億2700万円、石油・天然ガスプラントが20・6%増の26億7900万円と前期を2ケタ以上上回ったものの、構成比の半分近くを占める化学プラントが16・0%減の166億200万円、電力設備が29・0%減の26億7900万円、社会インフラ設備が3・8%減の8億3900万円、その他が2・0%減の16億5000万円と前期を割り込んで減収となった。
今期は、前期の受注高が前々期を16・1%上回っていることなどから、連結売上高は4・7%増の475億円、営業利益は51・6%増の18億6000万円、経常利益は48・8%増の18億3000万円、当期純利益は約2倍の12億円を見込んでいる。

2018年5月29日発行