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売上高は4・9%増の238億4900万円 RKB
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週刊経済2024年5月29日発行号
デジタル化推進に伴うシステム関連伸び
㈱RKB毎日ホールディングス(福岡市早良区百道浜2丁目、佐藤泉社長)の2024年3月期連結決算は、売上高が前期比4・9%増の238億4900万円、経常利益が同7・6%増の14億5600万円で増収増益となった。
新型コロナウィルスの5類引き下げで、上期の女子プロゴルフトーナメント「RKB×三井松島レディス」や音楽イベント「福岡音楽祭音恵2023」などがフルスペックで開催されたことなどでテレビのタイム収入は3・0%増となったが、スポット収入減やラジオ事業が落ち込み主力の放送事業収入は1・4%減。しかし地方税や福祉政策の税制改正に伴う官公庁向けシステム変更などの受注増や民需向けセキュリティサービスをはじめとしたデジタル化推進に伴う受注増でシステム関連事業収入が18・8%増と伸び、全体では2期ぶりの増収に転じた。利益面では増収基調に加え、経費の効率的な運用に努めたことで、営業利益は9・4%増の12億8300万円、純利益は7・2%増の7億1700万円でともに増益となった。
今期は売上高が235億円(1・5%減)、営業利益が8億円(37・7%減)、経常利益が9億6500万円(33・7%減)、純利益が4億8000万円(33・1%減)の減収減益を見込んでいる。