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売上高は33億5000万円で減収減益 下関市の東武住販中間決算


販売用不動産の仕入れ不足で

山口、福岡で不動産事業を展開する㈱東武住販(下関市岬之町、荻野利浩社長)の2020年5月期月中間決算は、売上高が前期比10・0%減の33億5733万円、経常利益は同40・6%減の2億467万円で減収減益となった。
事業別では主力の不動産売買事業において期初の販売用不動産の品ぞろえが少なかったことで不動産販売件数が前期比19件減の202件となった。加えて平均販売単価も前年同期を下回ったことで売上高は前期比10・8%減の32億1355万円、営業利益は同24・9%減の3億6854万円。不動産賃貸事業では賃貸仲介手数料が前年を下回った一方で、不動産管理受託事業の受託件数や請負工事高が増加したことにより、売上高は同5・5%増の7666万円、営業利益は同1・8%増の1589万円となった。不動産関連事業では保険代理店事業における保険料の改定による平均客単価の上昇で、売上高は同4・4%増の2189万円、営業利益は同10・1%増の1423万円となった。その他の事業では介護福祉事業の請負工事数増加による請負工事高増とともに介護用品の販売なども前年実績を上回ったことで、売上高は同25・5%増の4522万円、営業損失は前期の409万円から124万円に改善した。
通期では自社保有の中古住宅再販用の仕入れ強化による販売件数増加で売上高は同5・5%増の75億2000万円、経常利益は同12・0%増の6億6000万円の10期連続での増収増益を見込んでいる

2020年1月28日発行