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売上高は3・8%増の4404億円 コカ・コーラウエスト 経常利益は137億円に
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コカ・コーラウエスト株式会社(福岡市東区箱崎7丁目、吉松民雄社長)の2015年12月期連結決算は、売上高が前年同期比3・8%増の4404億7600万円、経常利益が29・4%増の137億2300万円で増収増益だった。単体では売上高が0・1%増の3705億1000万円、経常利益が約5・2倍の106億9200万円の増収増益だった。
清涼飲料業界は、消費税増後の消費低迷の反動により市場は伸長したものの、各事業者間の販売競争が継続し、店頭価格が低下するなど取り巻く環境は厳しくなっている。ただ、同社では昨年5月に四国コカ・コーラボトリング株式会社を完全子会社化したこと、健康食品市場の持ち直し、化粧品業界での消費環境の改善傾向などから増収となった。利益面でも増収に加え、連結子会社である健康食品販売業・キューサイ株式会社の株式取得についての「負ののれん代」の影響から大幅増益となった。
次期について、清涼飲料市場では消費環境の持ち直しが期待されるものの、各社間の競争激化や為替変動の影響による原材料・資材価格の高騰など、引き続き厳しい状況と見ている。健康食品および化粧品業界では他業種からの参入などにより販売競争の激化を見込んでいる。その中で同社は「飼料飲料事業およびヘルスケア・スキンケア事業の両事業について成長戦略、効率化経営、構造戦略を3つの柱として活動する」としており、連結売上高が3・3%増の4552億円、経常利益が9・3%増の150億円を見込んでいる。