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売上高は3・8%増の1122億3600万円 小野建中間決算
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鉄鋼商品販売好調
東証1部上場で、鋼材輸入や販売を手掛ける小野建㈱(北九州市小倉北区西港町、小野建社長)の2020年3月中間期(4〜9月)の連結決算は、売上高が前年同期比3・8%増の1122億3600万円、経常利益が同3・1%減の27億5300万円で増収減益だった。
売上高は鉄鋼商品販売事業において、販売数量の増加や鋼材市況の上昇、建材商品販売などで前年同月を上回ったものの、在庫商品の販売を中心とした利益率低下が主要因で営業利益、経常利益ともに前年を下回った。
エリア別に見ると、九州・中国エリアでは建材商品販売が好調で売上高は前年同期比11・7%増となった反面、関西・中京エリアでは販売数量の減少で同2・6%減、関東・東北エリアも同様に8・6%減となり減収となった。
一方、利益面では、九州・中国エリアは販売事業の利益率低下で前年同期比4・8%減、関西・中京エリアでは滋賀営業所開設による人件費や減価償却費の増加で同30・6%減となった反面、関東・東北エリアは貸倒引当金繰入額の減少が同48・4%増の後押しとなった。
通期では、売上高が前期比3・2%増の2395億円、営業利益が6・5%減の62億円、経常利益が4・9%減の63億円と業績予想を修正した。
2019年11月19日発行