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売上高は3・7%増の3397億4100万円 TOTO中間期


週刊経済2023年11月14日発行号

通期予想を修正

衛生陶器製造のTOTO㈱(北九州市小倉北区中島2丁目、清田徳明社長)の2024年3月期中間連結決算は、売上高が前年比3・7%増の3397億4100万円、経常利益が同21・0%減の228億6100万円の増収減益だった。
主なセグメントでは、国内住設事業が新商品拡販や価格改定により住宅リモデルを中心とした売り上げが伸長して増収、外部調達コスト増などの影響を受けたものの、価格改定効果で増益となった。海外住設事業では、中国大陸事業が新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた前年からは増収となったが、不動産市況低迷による在庫調整などで減益。アジア事業は台湾地域の市況悪化影響および外部調達コスト増などで増収減益。米州事業は増収も、市況低迷に加えて在庫調整などもあったことで減益。新領域事業は半導体市況低迷の影響で減収減益となった。
通期予想は下方修正し、売上高が当初計画から180億円減で前年同期比2・7%増の7200億円、経常利益が15億円減で4・1%減の525億円、営業利益は4・3%減の470億円、当期純利益は0・1%増の390億円を見込む。