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売上高は3・7%増の1184億円 ミスターマックス 2期ぶりに黒字転換
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大手ディスカウントストア・株式会社ミスターマックス(福岡市東区松田1丁目、平野能章社長)の2016年3月期決算は、売上高が前年同期比3・7%増の1184億4800万円、経常利益が14億1300万円で2期ぶりに黒字転換し、増収増益だった。
九州地区の梅雨明けの遅れや記録的な暖冬など天候に悩まされたものの、飲料や日配品が好調だった食品やHBC(健康・化粧品)など購買頻度の高い商品群を中心に売り上げが伸びた。さらに前期は4月から5月にかけて消費増税の駆込み需要の反動減があったことで営業収益(売上高)は3・7%増となった。また、ここ数年急激に増加している訪日外国人観光客を取り込むために、免税販売対応をはじめとする買物環境の整備を進め、特に訪日外国人のニーズの収集を目的とした実験店として福岡市の天神地区に訪日客をメーンターゲットとした超小型店をするなど、年度末の免税販売対応店舗は九州内の10店舗となった。
収益面では、営業収益の増収とともに販売費、一般管理費、人件費、光熱費等の減少などから黒字(前期8億7600万円の経常損失)となった。同社では「『価値ある安さ』をお客様に提供するべく、特に購買頻度の高い普段の暮らしに直結する商品について、年間を通じて低価格を実現する取り組みを強化していく」と話している。
決算期を2月に変更
また同社は今年度、決算期を3月から2月に変更する。店舗営業における繁忙期との重複を避け、より効率的な事業運営を目的としたもの。11カ月間の数値になるため、売上高が1100億円、経常利益は16億円を見込んでいる。