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売上高は3・5%増の355億円  ムーンスター    経常利益も18・9%増


 大手ゴム靴メーカーの株式会社ムーンスター(久留米市、猪山渡社長)の2015年6月期決算は、売上高が前年同期比3・5%増の355億5400万円、経常利益が18・9%増の1億2600万円の増収増益だった。
 当期は持続的成長に向けての中期経営計画「MSビジョン」の2年目として消費者との接点の強化・拡大、大人・シニア市場の拡大、海外展開の拡大などに取り組んできた。特に消費者との接点の強化・拡大ではメディアコミュニケーション、WEBマーケティングに重点を置き、ホームページ訪問者数は前年比126%と大きく増加した。加えて子供靴直営店「ゲンキキッズ」の順調な出店、海外戦略における東アジア地区での伸長などから売上高は順伸した。また、利益面では売上高の増加、一部商品での販売価格の改定による調達コストアップの吸収などから増益となった。同社では「新たな高付加価値商品の開発を進めるとともに、国内工場での生産改革を推し進め収益基盤の強化に努める」と話している。