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売上高は3・5%増の23億4900万円 マツモト


週刊経済2022年6月21日発行

赤字は1億8800万円に縮小

卒業アルバム制作の㈱マツモト(北九州市門司区社ノ木1丁目、松本敬三郎社長)の2022年4月期決算は、売上高が前年同期比3・5%増の23億4900万円、経常損失が1億8800万円(前期は経常損失3億4400万円)で赤字縮小となった。
主力の学校アルバム部門では、前事業年度からの売上のずれ込みがあり、売上高は前年同期比8・1%増の18億4900万円。一般商業印刷部門では、収益認識に関する会計基準等の適用により、写真プリント販売における売上高が従来に比べ7300万円減少したことで、同10・6%減の5億円となった。利益面では、人員減をはじめ、費用削減に取り組んだものの、期中の諸物価の値上がりの影響を受けた。営業損失は2億700万円(前期は営業損失3億6500万円)、純損失は固定資産(製造設備)の減損損失12億円を特別損失に計上したため、12億8700万円(前期は純損失3億8900万円)だった。
今期見通しは、23年4月期の半ばまでに通常の経済活動を取り戻すことを前提に、売上高は前期比1・3%減の23億2千万円、利益面では前期で固定資産(製造設備)の減損損失を計上したことによる減価償却費の減少により営業利益は6千万円、経常利益は8千万円、当期純利益は4千万円で、黒字化を見込んでいる。