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売上高は3・2%減の774億7200万円 三井松島ホールディングス3月期


週刊経済2024年5月29日発行号

経常益は260億400万円

石炭生産販売などの三井松島ホールディングス㈱(福岡市中央区大手門1丁目、吉岡泰士社長)の2024年3月期連結決算は、売上高が前年同期比3・2%減の774億7200万円、経常利益が同27・6%減の260億400万円で減収減益だった。
レジスター用ロールペーパー製造販売などのMOS㈱(東京都港区)や、ベルトコンベアチェーン製造販売などの㈱ジャパン・チェーン・ホールディングス(東京都千代田区)の子会社化などで生活関連事業の収入が増えたものの、エネルギー事業の石炭価格下落などが影響し、減収。利益面でもウクライナ情勢の影響で石炭価格が高騰していた23年3月期の反動が減益につながった。営業利益は29・7%減の251億7000万円、当期純利益は34・2%減の151億1700万円だった。
2025年3月期は、脱炭素社会に備え、石炭事業に頼らない収益構造への転換でエネルギー事業の石炭関連分野が終了したことから、売上高は27・7%減の560億円、営業利益は80・5%減の49億円、経常利益は81・5%減の48億円、当期純利益は81・5%減の28億円を見込んでいる。