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売上高は3・1%減の278億9500万円 高田工業所中間期
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週刊経済2023年12月12日発行号
利益大幅増で通期予想を上方修正
プラント建設の㈱高田工業所(北九州市八幡西区築地町、髙田寿一郎社長)の9月連結中間期連結決算は、売上高が前年同期比3・1%減の278億9500万円、経常利益は48・8%増の15億3500万円で減収増益だった。
大型工事が増加した前年同期の反動で減収となったが、追加工事や下期に計上する予定の案件が上期計上になったことなどで計画値は上回った。利益面では業務効率化によるコストダウンや生産性向上で営業利益は54・6%増の15億8100万円、当期純利益は79・4%増の11億1700万円と大幅に増加した。髙田社長は「売上面では、エレクトロニクス関連の工事が増えてマイナス幅を縮小した。売上高の上振れに加えて、労務単価などコストも予想ほど上がらなかった。また受注実績もおおむね良好。今後の見通しもエレクトロニクス分野の投資が右肩上がりで、石油化学や鉄鋼も地球温暖化対策の投資などが期待できる」と話している。
今回の結果を受けて通期業績予想を上方修正、売上高は期首予想比1・7%増の532億円(前期比9・6%減)、営業利益は36・3%増の21億8000万円(18・7%減)、経常利益は35・5%増の21億円(22・8%減)、当期純利益は50%増の15億円(8・9%減)を見込んでいる。