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売上高は3・1%減の110億2200万円 日本タングステン 生産率改善で増益
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タングステン、モリブデン販売の日本タングステン株式会社(福岡市博多区美野島1丁目、馬場信哉社長)の2016年3月期決算は売上高が前期比3・1%減の110億2200万円、経常利益が同2・13倍の7億9500万円で減収増益だった。
衛生用品関連、産業用機器関連が堅調だったが、情報機器関連、照明関連、さらに海外での電気部品関連が振るわず減収となった。利益面では生産率改善や海外の生産体制や製品構成の見直しなどにより原価率を大きく改善し、営業利益は同3・32倍の6億7800万円、純利益は同62・1%増の6億5100万円。
主力の粉末冶金事業では衛生用品関連のNTダイカッターは海外市場が好調で、電子部品関連の金型製品や電気部品関連の抵抗溶接電極が自動車関係で増加したものの、情報機器関連のハードディスクドライブ用磁気ヘッド基盤はパソコンなどの在庫調整などにより減収。産業用機器事業は半導体関連を中心に各種設備の需要が堅調に推移し、海外でも自動化、省力化の装置が好調に推移し増収となった。
今期売上高は前期比5・0%減の104億7000万円、経常利益は同18・3%減の6億5000万円で減収減益を見込んでいる。