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売上高は28・3%増の22億8100万円 ピー・ビーシステムズ


経常利益は2億1900万円

企業向け基幹システムクラウド化など展開する㈱ピー・ビーシステムズ(福岡市博多区東比恵3丁目、冨田和久社長)の2020年9月期決算は、売上高が前年同期比28・3%増の22億8100万円、経常利益が72・6%増の2億1900万円で増収増益だった。ともに過去最高。
主力のセキュアクラウドシステム事業は企業のIT投資が継続していることに加え、ニューノーマルを見据えたテレワークやペーパーレス化の需要が高まり、クラウド利用の拡大やセキュリティ強化などが進んだことで好調に推移した。一方、VRシアター「4D王」を製造販売するエモーショナルシステム事業はコロナ禍によるイベントの中止などで営業損失が3100万円となったが、防災施設やインフラ企業、工場見学などシミュレーション分野での活用を踏まえた展開を進めるなどして黒字化を目指していく。
今後はパンデミック対策やシステム障害からの復旧、クラウド基盤の災害対策構築など企業のレジリエンス(障害復旧力)に関するクラウド活用などで新たな需要を取り込み、セキュアクラウドシステム事業をさらに強化する方針。今期は売上高25億2千万円(10・4%増)、経常利益26300万円(20・0%増)の増収増益を見込んでいる。
同社は1997年設立。資本金2億3765万円。従業員数49人。

2020年11月24日発行