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売上高は26・7%増の508億1千万円 シノケングループ中間期


週刊経済2022年8月23日発行

経常利益は45・7%増

㈱シノケングループ(福岡市中央区天神1丁目、篠原英明社長)の1~6月中間連結決算は、売上高は前年同期比26・7%増の508億1千万円、経常利益は45・7%増の48億4千万円で大幅増収増益だった。
主力の不動産セールス事業でB2B向けマンション販売が当初の見通しより前倒しで進捗したことや、急激な円安で為替差益が発生したことなどで営業利益も30・4%増の45億7200万円、当期利益も60・8%増の34億6400万円と大きく伸びた。
事業別の売上高は、アパート・マンション販売の不動産セールス事業は257億4900万円(前年同期比46・9%増、管理、家賃などの債務保証、保険の不動産サービス事業は13・3%増の121億1100万円、ゼネコン事業は1・0%増121億8千万円、LPG販売などのエネルギー事業は19・2%増の20億3100万円、介護関連のライフケア事業は5・2%増の8億8800万円、海外などその他の事業は15・0%減8800万円だった。
通期の連結業績予想は、シノケンリート投資法人への今期中の資産売却がなくなる見込みとなったことで下方修正、売上高は5月時点の予想比2・0%減の1077億円(前期比11・7%増)、営業利益は8・1%減の90億円(0・5%増)、経常利益は8・4%減の87億円(2・6%減)、当期純利益は6・3%減の59億円(1・9%減)を見込んでいる。また、8月10日に発表したMBO(経営陣による株式買収)にともない同社が上場廃止となる予定のため、今年12月期の期末配当、株主優待制度はしないという。