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売上高は25・5%増の24億6904万円 フォーシーズHD9月期


週刊経済2021年11月30日発行

来期には黒字転換へ

東証二部上場で化粧品通信販売などの㈱フォーシーズホールディングス(福岡市中央区薬院1丁目、天童淑巳社長)の2021年9月期連結決算は、売上高が前期比25・5%増の24億6904万円、経常損失が1億5049万円(前期は経常損失4億585万円)だった。
売上高は今年4月に事業譲受したアロマ事業の売り上げが第3四半期から加わり増収。損益面においては、仕入れ値や本社賃料削減に加え、販促費の効率的な活用などコスト削減が奏功し赤字幅縮小につながった。営業損失は1億4836万円(前期は営業損失3億9783万円)、純損失は1億7819万円(前期は純損失4億6482万円)だった。
事業別では、エッセンシャルオイルなどアロマ関連商品販売の「アロマ事業」が5億3352万円。衛生関連商品の販売、卸売りの「衛生コンサルティング事業」が空間除菌デバイスの販売が好調で前期比倍増の1億2035万円。一方で、化粧品通信販売の「コミュニケーション・セールス事業」が新規顧客のリピート率が予想を下回り前期比4・7%減の12億7278万円。「化粧品卸事業」がコロナ禍で国内売り上げが前年を大きく下回ったことから前期比6・5%減の5億4622万円。
今期は売上高が前期比32・5%増の32億7047万円、営業利益が6767万円、経常利益が6444万円、純利益が6098万円の黒字転換を見込んでいる。  同社は2003年12月設立。資本金9億8313万円。連結従業員数144人。