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売上高は245億1400万円で増収増益 正興電機製作所


電力部門の情報制御システム好調

電力会社や官公庁向け情報制御システム製作・販売の㈱正興電機製作所(福岡市博多区東光2丁目、添田英俊社長)の2019年12月期連結決算は、売上高が前年同期比9・7%増の245億円1400万円、経常利益は同6・7%増の10億600万円で増収増益となった。
セグメント別に見ると、電力部門は電力システム改革に対応した情報制御システム及び配電設備関連製品が好調だったことで売上高は前年同期年比8・2%増の54億1400万円、セグメント利益は同9・8%増の4億1000万円。環境エネルギー部門は水処理設備向け監視制御システムや道路設備向け受配電システムの受注が下期に偏ったことで、売上高は同3・6%減の117億1000万円、セグメント利益は工事コストの増加などにより同30・4%減の1億6400万円。情報部門は港湾関連システムやヘルスケア分野が堅調で、売上高は同23・2%増の12億2600万円。セグメント利益はシステム開発コスト増加で同19・9%減の7600万円となった。サービス部門は再生可能エネルギー関連製品の増加や製造業向け設備導入により、売上高は同76・1%増の45億8900万円、セグメント利益は同50・1%増の1億200万円。その他の部門では発変電所向けメンテナンス工事などで、売上高は同1・0%減の15億7300万円、セグメント利益は同26・1%増の1億5300万円となった。
今期は売上高が前年同期比6・1%増の260億円、経常利益は同53・4%増の15億4500万円の増収増益を見込んでいる。

2020年3月17日発行