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売上高は23・8%増の16億7500万円 FCホールディングス中間決算


週刊経済2021年2月23日発行

通期は増収増益見込む

交通・都市などの調査・計画・設計コンサルタントの㈱福山コンサルタント(福岡市博多区博多駅東3丁目、福島宏治社長)の持ち株会社㈱FCホールディングス(同)の2021年2月の連結中間決算は、売上高が前年同期比23・8%増の16億7500万円、経常損失が3億4800万円(前年同期は経常損失2億2700万円)だった。
当連結会計年度から㈱エコプラン研究所を連結対象としており、受注高は前年同期比14・9%増の83億2900万円と前期を上回った。国内の公共事業の堅調な受注で大幅増収。損益面では、連結対象範囲の拡大による販売費および一般管理費が増加。営業損失は3億6200万円(前年同期は営業損失2億2800万円)。同社は主要顧客である官公庁の会計年度末に完了・納品する業務が大半を占め、第4四半期に売り上げが集中することから、例年第3四半期までは経常損失、第4四半期で経常利益に転じることが常態となっている。また、連結子会社の㈱地球システム科学において、新型コロナウイルス感染症拡大による海外渡航制限などの外部環境の悪化並びにその継続を踏まえて今後の計画を見直した結果、のれんの減損損失として2億6600万円を特別損失に計上。親会社株主に帰属する純損失は5億800万円(前年同期は親会社株主に帰属する純損失1億7600万円)だった。
通期では、売上高が前期比12・0%増の83億円、営業利益が同2・2%増の8億8千万円、経常利益が同2・5%増の8億8千万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同42・0%減の3億円を見込んでいる。