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売上高は23・5%増の1652億200万円 黒崎播磨


週刊経済2023年5月30日発行号

インド市場の事業拡大や非鉄分野への拡販が奏功

耐火物製造大手の黒崎播磨㈱(北九州市八幡西区、江川和宏社長)の2023年3月期連結決算は、売上高が前年比23・5%増の1652億200万円、経常利益が同39・2%増の120億8300万円で増収増益だった。
コスト上昇分を販売価格に転嫁したことが奏功したほか、インド市場での事業拡大、ならびに非鉄分野向けの拡販が好調だった耐火物事業、また工業炉(ファーネス)の設計・工事・整備を手掛けるファーネス事業はバイオマス発電用のボイラ案件を含む大型工事の受注やコストダウンを図ったことで増収。この増収基調に伴い、増益につながった。
通期では、売上高が前年比2・9%増の1700億円、経常利益が同3・4%増の125億円、当期純利益が同2・6%増の85億円と増収増益を見込んでいる。