NEWS

売上高は23・1%増の396億7千万円 アプライド3月期連結


週刊経済2021年6月8日発行

売上高、経常利益、純利益とも過去最高

パソコン量販店など展開するアプライド㈱(福岡市博多区東比恵3丁目、岡義治社長)の2021年3月期連結決算は、売上高が前期比23・1%増の396億7千万円、経常利益は20%増の23億9700万円となった。
売上高、経常利益、純利益ともに連結会計年度として過去最高となった。コロナ禍での新しい働き方に対応するためのテレワーク導入、学校におけるオンライン授業の推進、プログラミング学習の必修化など法人、個人市場においてIT投資が高い水準で推移した中で、IT導入を進める顧客に向けたセールスプロモーションの強化やハードウェアとサポートを組み合わせたソリューション営業を推進し、2年連続の増収。また、営業利益も19・7%増の23億7300万円、当期純利益は36・3%増の15億4千万円となった。
セグメント別には、パソコン・ゲーム事業はHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)を主軸とするオリジナル製品やシステム・サービスを提供することで新たな顧客層を開拓し、売上高は7・1%増の260億4800万円、セグメント利益は20・8%増の22億200万円。化粧品・雑貨事業は、プライベートブランド商品の販売に加え、ハウズキッチンで厳選した旬の食材とテーマに基づいたランチ、スイーツを提供することで来店基盤を拡大。巣ごもり消費を背景に卸売販売と通信販売が堅調に伸長したことから、売上高は78・1%増の133億2800万円、セグメント利益は123・3%増の9600万円。出版・広告事業は15・9%減の9億3200万円、セグメント利益は3500万円となった。
今期は、独自商品・サービスの提供で他社との差別化を図るとともに、大学
・官公庁向け販売を主体とするSI営業やBtoB販売を中心とした特機営業では人員を増員し顧客拡大を推進。連結売上高は9・3%減の360億円、経常利益は0・1%増の24億円の減収増益を見込んでいる。