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売上高は21・7%増の120億3800万円 日本タングステン3月期
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週刊経済2022年5月31日発行
半導体電子部品好調
タングステン、モリブデンメーカーの日本タングステン㈱(福岡市博多区簑島1丁目、後藤信志社長)の2022年3月期連結決算は売上高が前期比21・7%増の120億3800万円、経常利益が同92・6%増の12億3900万円の増収増益だった。
半導体・電子部品市場を中心に売り上げが好調に推移。さらに急速な円安進行による為替差益の計上で増益となった。製造原価や経費圧縮に取り組み営業利益は前期比3・3倍の9億1300万円。
セグメント別にみると「機械部品事業」はデータセンター市場が拡大する中で大容量HDD(ハードディスクドライブ)の需要が伸び、前期比19・7%増の67億3200万円、営業利益は2・4倍の9億3600万円。
「電機部品事業」は自動車部品、産業用機器、衛生・医療用部品などそれぞれの市場において安定した受注を維持し、売上高が25・1%増の53億6700万円、営業利益が同38%増の5億3千万円だった。
今期は積極的な営業活動による諸経費の増加や原価量価格高騰で売上高は前期比1・3%増の122億円、経常利益は同25・8%減の9億2千万円で増収減益を見込む。