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売上高は20%増の145億5700万円 テノ.HD12月期


週刊経済2024年2月27日発行号

新規開設、M&Aが寄与

公的保育、受託保育事業など家庭総合サービスを展開する㈱テノ.ホールディングス(福岡市博多区上呉服町、池内比呂子社長)の2023年12月期連結決算は、売上高が前期比20・0%増の145億5700万円、経常利益は同24・3%増の1億9400万円で増収増益だった。
売上面は、保育事業で19施設の新設があったほか、前期4月に開設した施設が貢献。また、M&Aで連結の範囲に含めた㈱フォルテ、㈱ホームメイドクッキング、セーフティジャパン・リスクマネジメント㈱が増収に寄与した。利益面では、保育施設における労務費と経費の増加があったものの、増収効果や経費抑制などによって増益となった。営業利益は21・6%増の1億8700万円。また、㈱テノ.コーポレーションと㈱テノ.サポートの合併による法人税などの減少があり、当期純利益は1億円(前期は当期純損失2700万円)で黒字化した。
今期は受託保育所と住宅型有料老人ホームの新規開設を複数計画。それに伴い人材募集費や新規開設経費の支出増加を予想している。売上高が前期比9・1%増の158億8千万円、営業利益が17・2%減の1億5500万円、経常利益が28・9%減の1億3800万円、当期純利益が67・7%減の3200万円で増収減益を見込んでいる。