売上高は２０・８％増の１９５億４００万円　ＹＥ ＤＩＧＩＴＡＬ２月期

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週刊経済2024年4月10日発行号

営業利益は過去最高を更新

東証スタンダード上場で、ＩＴソリューション開発の㈱ＹＥ　ＤＩＧＩＴＡＬ（北九州市小倉北区米町２丁目、玉井裕治社長）の２０２４年２月期連結決算は、売上高が前年同期比２０・８％増の１９５億４００万円、経常利益が８６・４％増の１５億５９００万円の増収増益だった。
物流業界の２０２４年問題への対応で省力化ニーズが高まる中、物流ＤＸ分野の倉庫自動化システム「ＭＭＬｏｇｉＳｔａｔｉｏｎ（エムエムロジステーション）」の受注拡大がけん引し、増収。２０２４年２月期を最終年度とする３カ年の中期経営計画の最終目標１８０億円を達成した。利益面では、労務関係費や拠点統合に伴う費用が発生するも、安川電機向けのＥＲＰソリューションが好調に推移したことなどで増益につながった。営業利益は６３・６％増の１４億８８００万円で過去最高、当期純利益は３９・４％増の１０億９２００万円となった。
２０２５年２月期は物流ＤＸ分野を中心に事業拡大を図り、売上高は２・５％増の２００億円、営業利益は７・５％増の１６億円、経常利益は５・８％増の１６億５千万円、人的資本や設備投資を計画しており、当期純利益は３・９％減の１０億５千万円を見込んでいる。