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売上高は2%減の227億2500万円 RKB毎日HD


週刊経済2023年6月6日発行号

テレビスポット伸び悩み

㈱RKB毎日ホールディングス(福岡市早良区百道浜2丁目、井上良次社長)の23年3月期連結決算は、売上高が前期比2・0%減の227億2500万円、経常利益が同21・9%減の13億5300万円で減収減益だった。
官公庁自治体向けのシステム対応や機器販売が伸びたシステム関連事業の収入が2・3%増。主力のテレビ事業は上期の「保険の窓口レディース」や音楽イベント「音恵」を3年ぶりに有観客で開催したことや、下期の「北九州マラソン」を3年ぶりに実施するなど、イベント事業の開催に伴いタイム収入が4・2%増となったが、ウクライナ情勢、原材料の高騰、半導体不足によるトイレタリー、自動車部門の出稿が伸び悩み、利益率の高いスポット収入は4・9%減。またラジオもタイム、スポットともに落ち込んだことで、全体としては2期ぶりの減収となった。利益面も減収基調に伴い、営業利益は25・6%減の11億7300万円、純利益は32・8%減の6億6900万円とともに減益となった。
今期は売上高が230億円(1・2%増)、営業利益が7億5000万円(36・1%減)、経常利益が9億円(33・5%減)、純利益が5億円(25・3%減)の増収減益を見込んでいる。