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売上高は2割減の38億3700万円 オーケー食品工業9月中間


外食・コンビニ向けが縮小

業務用味付け油あげ製造販売のオーケー食品工業㈱(朝倉市小田、大重年勝社長)の9月中間連結決算は、売上高が前年同期比19・6%減の38億3700万円、経常損失は3億1900万円で赤字幅が約5倍に拡大した。
売上高では、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う外出自粛や飲食店の休業などで主力の味付け油揚げが、外食向け、都市部のコンビニエンスストア向けで売り上げが大幅に減少した。利益面では、製造原価や販管費は減少し生産ラインでのロスの削減にも努めたが、減収により営業損失は約4倍の3億4700万円、純損失は投資有価証券売却益を1億3800万円計上したが1・9倍の1億8700万円となり、赤字が拡大した。
また今回、通期の業績予想も公表した。売上高は前期比11・9%減の82億円、営業損失は約8・6倍の4億5千万円、経常損失は約18・4倍の3億5千万円、当期純損失は約1・75倍の2億円を見込んでいる。下期に向けて大重社長は「売り上げは9月ごろから9割ほどに回復してきている。新商品の投入などでできるだけマイナスを抑えていきたい」と話している。

2020年12月1発行