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売上高は2・7%増の80億7千万円 シダー中間期


週刊経済2022年11月22日発行

販管費増で経常損失1億900万円

全国にデイサービスセンター、介護付有料老人ホームなどを展開する㈱シダー(北九州市小倉北区足立2丁目、座小田孝安社長)の2023年3月期中間連結決算は、売上高が前年同期比2・7%増の80億7千万円で増収、経常損失が1億900万円(前年同期は経常利益3100万円)だった。
期中に有料老人ホーム1施設を開設。既存施設の施設稼働率を上昇させるため、新規利用者の獲得とサービスの向上に努めた。利益面では、介護職員に係る人件費の増加により売上原価が増加、事業規模の拡大に伴う営業活動で販売費および一般管理費がかさみ赤字となった。営業損失は5300万円(前年同期は営業利益1億7千万円)、四半期純損失は1億2200万円(前年同期は損失3600万円)。同社では「デイサービス事業で新型コロナ感染症の第7波の影響を受け、一部施設で利用件数が大きく減少した。また、施設サービス事業でも新規施設で利用者獲得に遅れが生じ、売上高は計画よりも低調に推移した。利益面については、感染症対策に係る経費や光熱費増加の影響が大きかった」と話している。
通期予想に変更はなく、売上高が前期比5・4%増の165億9800万円、営業利益が同2・6倍の5億300万円、経常利益が1億8300万円(前期は経常損失5100万円)、当期純利益が1億1800万円(前期は純損失3億1900万円)で増収黒字を見込んでいる。