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売上高は2・7%増の60億9800万円  プラッツ6月期


経常利益は63・9%増の6億6400万円

介護用ベッド、ベッド周辺機器メーカーの㈱プラッツ(大野城市仲畑2丁目、福山明利社長)の2020年6月期連結決算は、売上高が前期比2・7%増の60億9800万円、経常利益が同63・9%増の6億6400万円で増収増益だった。
介護用電動ベッド「Miolet(ミオレット)Ⅲ」の売れ行きが好調に推移。一方で、新型コロナウイルスの感染対策による貸与制限、直接訪問や納品の制限などによる営業活動の停滞があり全体の売上高は微増にとどまった。販売市場別にみると、福祉用具流通市場は前期比1・5%増の47億4989万円、医療・高齢者施設市場は同9・1%増の10億3333万円、家具流通市場は同14・2%減の1億2873万円、海外市場は同11・5%増の1億7894万円。利益面では粗利率の高い福祉用具流通市場の売上構成比が増加したため、売上高総利益が増加。為替が前期比で円高傾向となったこともあり大幅増益だった。営業利益は同2・4倍の5億5900万円、当期純利益は同73・9%増の5億700万円となった。
今期は新型コロナウイルス感染症の影響で算定が困難であることから、業績予想を未定としている。

2020年8月25日発行