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売上高は2・6%減の222億9400万円 福岡食肉市場
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新型コロナウイルスの影響で相場下落
肉牛・肉豚の集荷販売の福岡食肉市場㈱(福岡市東区東浜2丁目、吉田満社長)の2020年3月期決算は、売上高が前期比2・6%減の222億9400万円、経常利益は同14・9%減の6800万円で減収減益だった。
牛枝肉卸売価格において、和牛は生産量の増加を背景に軟調に推移していたが、2月以降の新型コロナウイルスの影響でインバウンドや外食需要の減少により価格が大幅に低下した。一方養豚については、1月以降の暖冬の影響で供給量が増加するも、鍋需要などが不振で価格は低下傾向だったが、3月からの内食需要が高まったことから量販店販売が好調だった。牛の取り扱い頭数はほぼ横ばいの2万3235頭、豚は前期比3・8%増の12万8781頭だった。今期は牛が2万4055頭で豚が13万759頭、売上高209億7900万円を目標としているが、現段階の見込みは未公表。 吉田社長は「購買者のニーズに応えるため、品ぞろえを充実させるとともに、牛豚の取り扱い頭数を増やしていく」と話している。
同社は1959年7月設立。資本金は8千万円。従業員は55人。吉田社長は大分県日田市出身。1950年10月3日生まれの69歳。岩手大学農学部畜産科卒。趣味はゴルフ、カラオケ。
2020年6月23日発行