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売上高は2・6%減の156億1900万円 下関市のエストラスト2月期


週刊経済2023年5月2日、9日合併号

経常は86・9%増の12億2300万円

東証スタンダード、福証上場で、不動産分譲、管理を手掛ける㈱エストラスト(山口県下関市竹崎町、藤田尚久社長)の2023年2月期連結決算は、売上高が前期比2・6%減の156億1900万円、経常利益が同86・9%増の12億2300万円で減収増益だった。
不動産管理事業で管理物件が増加し、マンション管理戸数が前期比376戸増の5443戸となったが、主力の不動産分譲事業でマンションが378戸(前期比47戸減)、戸建てが37戸(同3戸減)と振るわず、総引渡戸数も前期比50戸減の415戸と低調に推移し減収。利益面では、分譲マンションの契約進ちょくが好調に推移し、販売促進に関する費用が減少。売上値引きも減少したことから大幅増益となった。営業利益は同73・9%増の13億5800万円、当期純利益は同90・1%増の8億3800万円となった。
今期は売上高が前期比21・6%増の190億円、営業利益が同0・1%増の13億6千万円、経常利益が同0・5%増の12億3千万円、当期純利益が同1・0%減の8億3千万円で増収増益を見込む。
同社は1999年1月設立。資本金7億3603万円。2005年3月に福岡支店(福岡市博多区博多駅前4丁目)を開設。17年2月にTOB(株式公開買い付け)で西部瓦斯㈱の連結子会社となった。