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売上高は2・4%増の27億5400万円 きょくとう中間期
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週刊経済2022年10月25日発行
経常利益は1・6倍に
クリーニング業の㈱きょくとう(福岡市博多区金の隈1丁目、牧平年廣会長兼社長)の2022年2月期中間決算は、売上高が前年同期比2・4%増の27億5400万円、経常利益は1・6倍の3億円で増収増益だった。
売り上げ面では、洋服の詰め放題「満服袋サービス」や「洋服のリフォーム」、「スニーカークリーニング」の販売強化に加え、4月から開始したネット宅配クリーニング「Clap」などが寄与し、増収となった。利益面では、継続的に実施している工場と店舗の統廃合による事業効率化や、新型コロナウイルス感染症対策として実施した休業や営業時間短縮に伴う雇用調整助成金の計上などで増益となった。営業利益は1億8400万円(前年上半期は400万円の営業損失)。上半期純利益は1・7倍の1億9300万円だった。
通期予想に修正はなく、売上高は前年同期比9・2%増の50億円、経常利益は1億円(前期は経常損失2億200万円)、営業利益は3千万円、当期純利益は5千万円の黒字転換を見込んでいる。なお、クリーニング業界は春の衣替えの時期に重衣料が洗濯物として出されるため、春場に最需要期を迎えることから、同社売上高は第1四半期に偏る傾向がある。