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売上高は2・3%増の59億2900万円 テノ.ホールディングス中間期


週刊経済2022年9月13日発行

経常は69・8%減

公的保育事業ならびに受託保育事業を展開する子会社2社を傘下に持つ㈱テノ.ホールディングス(福岡市博多区上呉服町、池内比呂子社長)の2022年8月中間期連結決算は、売上高が前年同期比2・3%増の59億2900万円、経常利益が同69・8%減の8600万円で増収減益だった。
売上面は、継続するコロナ禍における一部保育施設の稼働率低下や委託期間終了などの影響はあったものの、22年1月に子会社化した㈱フォルテ(大阪市中央区)が増収に寄与。利益面では、職員の採用活動や新規事業の広告宣伝費など、販管費における人件費や経費の増加が影響し減益となった。営業利益は同71・7%減の7700万円、四半期純利益は同85・6%減の2500万円。
期間中、東京都に認可保育所を1カ所、福岡県と鹿児島県、沖縄県に企業内・病院内保育施設6カ所、福岡県に学童保育施設3カ所、沖縄県に地域型保育事業施設1カ所、福岡県と大阪府に介護施設5カ所をオープンした。これらに伴い、6月末で公的保育事業65カ所(認可保育所46、小規模認可保育所19)、受託保育事業221カ所(受託保育所130、学童保育所59、わいわい広場32)、その他13カ所(認可外保育所4、地域型保育事業施設2、通所介護施設〔デイサービス〕3、住宅型有料老人ホーム3、サービス付高齢者向け住宅1)の合計299カ所を展開している。
通期予想に変更はなく、売上高が前期比9・1%増の125億円、経常利益が同0・8%増の4億5900万円を見込む。