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売上高は2・2%増の231億9600万円 RKB3月期


週刊経済2022年5月31日発行

イベント、スポット収入回復で

㈱RKB毎日ホールディングス(福岡市早良区百道浜2丁目、井上良次社長)の22年3月期連結決算は、売上高が前期比2・2%増の231億9600万円、経常利益が同86・4%増の17億3300万円で増収増益となった。
テレビ事業では上期に「保険の窓口レディース」、下期に「別府大分毎日マラソン」など、前年度中止が相次いだイベント事業が開催できたことでテレビのタイム収入が伸びたことや、スポットCMも前年度の反動増で通信関連やアルコール飲料はじめ幅広い銘柄からの出稿が回復。また新型コロナ関連事業を取り込んだシステム関連事業や駐車場収入が伸びた不動産事業も回復したことで3期ぶりの増収となった。利益面でも放送事業やシステム関連の増収基調に伴い、営業利益は2・4倍の15億7700万円、純利益は同84・1%増の9億9600万円と、とともに大幅増益となった。
今期は新型コロナウイルス感染症の終息が見通せない状況が続いることに加え、ウクライナ情勢や原材料価格などの高騰による個人消費の落ち込みで広告出稿意欲の低下が懸念されることから、売上高は0・5%減の230億7千万円、営業利益は30・9%減の10億9千万円、経常利益は8・4%減の12億4千万円、当期純利益は24・7%減の7億5千万円を見込んでいる。