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売上高は2・1%増の139億7700万円 富士ピー・エス中間期
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工事利益率好転し、大幅増益
プレストレストコンクリート(PC)工法を用いた土木、建築工事の㈱富士ピー・エス(福岡市中央区薬院1丁目、堤忠彦社長)の2020年9月の中間連結決算は、売上高が前年同期比2・1%増の139億7700万円、経常利益は2・6倍の8億2200万円で、増収増益となった。
建築事業が減少したものの、連続立体交差事業、JRTT発注の九州、北陸新幹線工事など土木事業の契約が順調に増加した。増収分に加えて売上原価率、工事利益率が大幅に向上したことで、利益を確保。四半期純利益は2・7倍増の5億7300万円。同社では「新型コロナ感染拡大の影響でマンション工事など遅れが生じているものの、公共工事は堅調。プレキャスト化の需要の高まりに対応するために、引き続き既存工場の増産体制も構築していきたい」と話している。
通期では売上高が前年同期比3・2%増の288億7千万円、経常利益は2・7%増の9億5千万円、当期純利益は0・4%増の6億5千万円の増収増益を見込む。
2020年11月17日発行