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売上高は1770億2900万円で過去最高 黒崎播磨3月期
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週刊経済2024年6月5日発行号
経常利益も過去最高更新
耐火物製造大手の黒崎播磨㈱(北九州市八幡西区東浜町、江川和宏社長)の2024年3月期連結決算は、売上高が前期比7・2%増の1770億2900万円、経常利益は35・6%増の163億8900万円で、ともに過去最高を更新した。
耐火物事業で、インド市場での鉄鋼業向けの販売先拡大や欧州を中心に非鉄、セメント業向けの販売が好調だったほか、ファーネス事業で大型工事を受注したことで増収。利益面は、売上高伸長に加え、円安の影響で輸入原料やエネルギーなどのコスト上昇分の販売価格転嫁が進んだことで増益となった。営業利益は31・5%増の146億9200万円、当期純利益は49・9%増の124億1600万円だった。
25年3月期はインドの鉄鋼市場拡大を見込み、耐火物販売の強化を進め、売上高は0・5%増の1780億円、営業利益は2・1%増の150億円、設備投資額を当初計画から上乗せし、経常利益は8・5%減の150億円、当期純利益は5・0%減の118億円を予想している。